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シネモード [映画]

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去年、リバイバル上映されて話題だった「赤い風船」。
テレビで見ました。

少年と赤い風船を描いた短編で、1956年のフランス映画。
風船の「赤」もとてもきれいでしたが、
なにより60年代以前の服が、なんと好もしいこと!
キャラクターものもなく、蛍光色もなく、派手な柄ものがない子供服。
主人公の少年は上の写真の、スウェットのようなパジャマのようなw服に
そのままジャケットを羽織ったりもして、これまたかわいい。
もうほとんど優雅といってもいいくらい。

さて、2010年の秋冬は50~60年代のシネマファッションが
注目を集めている・・・っていうのは、「クロワッサン」からの受け売りですw
中野翠と原由美子の対談があったので、
生まれて初めて「クロワッサン」を自力で買いました。
(なんだか、さかしらな感じと巻末の汚い広告がいやで、手を出したくなかったんです)。

お二人とも、若いころは映画がファッションの一番の情報源だったそうで。
へプバーンやドヌーブ、ジーン・セバーグなんて確かに今見てもおしゃれ。
私も学生時代に「パリの恋人」でへプバーンが着ていたフード付きステンカラーコートが
むやみやたらに欲しくって似たものを買ったことがあります。
ちなみにコレ↓です。あー、なつかしー!
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今、見るとケイ・トンプソンが着てるコートと長い手袋もいいですね。

今の映画のファッションについて
中野「セックス・アンド・ザ・シティなんか、今どきのファッションはこんな感じってわかる」
原「トップブランドのこれから店に並ぶ新作が使われていたのにびっくり」したけど、
中野「そこ止まり。案外独創性はない。たとえばオードリーが平凡なサブリナパンツを穿いて、こんなにカッコいいものだったんだって気づかせてくれたような、そういうパワーはもう感じませんね」

ファッションだけじゃないけど、情報がどんどん薄ーく広ーく早ーくフラットに
散らばっていくし、今は難しい時代なんでしょうね。
それでも「SATC」のお洋服見るの、私、好きですけどね。





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コメント 7

TaekoLovesParis

一番上の赤い風船と青い風船が映えるのは、子供服がシンプルだからですね。言われて気付いたけど、最近の子供服は、過剰ですね。女の子のエレガントな服、見かけないですね。かわいいものばかりで。
今年の秋冬は、60年代ですか。がんばろう。
by TaekoLovesParis (2010-09-22 00:42) 

きこじじ

大変ご無沙汰しております。

しかし、シンプルで素敵な子どもたち、大人たち。
精神的な中身が充実してるからこそシンプルな服が素敵に見えるんですね。

夏バテ、いかがですか。私も暑いのに代謝機能が低下して、食欲ないのに痩せない…そんな夏でした。


by きこじじ (2010-09-22 16:12) 

どらっち

洋服もそんなに選択がなかったのかもしれないですよね。
今は、ありすぎて、自分のスタイルが見つからないような気がします。

by どらっち (2010-09-22 16:27) 

うさ

今だからこそ、また映画をお手本にお洒落したくなりたいかも。しかもそれは60年代の映画。いいなぁ〜。歴史は繰り返されるという感じで、子どもの頃母が着ていた服とか、一時期ごっそりもらってきたこともありました(笑)。

chicoryさんがファッションネタというのでちょっと不思議な気がして来てみたら、なんて素敵なネタだったのでしょう♪ 深みがあって、すごく素敵な記事ですね♪ 私もこういう記事を書けるようになりたいな^^ そのためには人としてもう少しいろいろ深く勉強しなければいけないようでっっっ。(訳のわからない自分反省なコメントごめんなさ〜いっっ)
by うさ (2010-09-22 23:16) 

chicory

☆TaekoLovesParisさん、こんにちは。
映画の主役は「赤い風船」なので、背景になる街や子どもの服も落ち着いた色合いだったように思います。
秋冬は、トラディショナルな方向に行っているようで、森ガール路線よりは(あれはあれでかわいいですが)、やる気をそそられる感じです。

☆きこじじさん、ごぶさたしてます!
私はもともと低代謝体質なので(泣)、ほんとに夏は辛いです。もうちょっと筋肉量を増やさないとなーとは、思うんですが、それもなかなか・・・。
子ども服ってすぐ着られなくなるのに、けっこう高くって、たまにギフトにするときにためらうときがあります。

☆どらっちさん、こんにちは。
母の時代なんか、誂えることが多かったみたいだし(考えられなーい)、今とはてんで考え方が違ったみたいですよね。
自分のスタイルを見つける=自分を知るって、ほんとファッションでは大事。この年になっても難しいですw

☆うささん、こんにちは。
お母様が着ていた服が着られるなんていいですねー。昔っぽいスーツやコートなんか、すごくいいと思います! うらやましい! 私の母が若いころに着ていた千鳥格子のコートが欲しいんですが、サイズが合わず、残念な思いをしています。
おほめいただいて恐縮です・・。うささん、今のままで十分だと思います!
by chicory (2010-09-23 11:28) 

ルビー

お久しぶりです。
「パリの恋人」のファッション私も大好きです。
ファッションだけでなく、この映画のパリの名所での撮影シーンが私の“パリ旅行へのあこがれ”を後押ししたのです。過去3回のフランスへの旅の前夜はこのビデオを見て寝ました。
by ルビー (2010-10-05 00:21) 

chicory

ルビーさん、ごぶさたしてます。
ファッション誌(VOGUEかな?)編集部やリチャード・アヴェドンがほんとに関わってるのがすごいですよね。パリの名所のスティール、ほんとにかわいいと思います。
by chicory (2010-10-05 18:29) 

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