多読：結局、一番翻弄されたのは馬？

Horse Whisperer: Level 3 (Penguin Readers: Level 3)

• 作者: Nicholas Evans
• 出版社/メーカー: Prentice Hall College Div
• 発売日: 2000/02/15
• メディア: ペーパーバック

ちょっと長いですが、単語数が制限されているGraded Readersだけあって
読みやすいです。

ロバート･レッドフォードの映画「モンタナの風に抱かれて」（どうなの、この邦題）の
原作でもあり、ベストセラーでもあります。

13歳の娘、グレースが愛馬、ピルグリムに乗っているときに
事故に合い、ともに重傷を負います。
雑誌編集者の母は、ピルグリムとグレースとともに
horse whispererといわれる馬の調教師のもとを訪れて
そこに滞在し、ピルグリムとグレースの回復を望み・・・。

というのがだいたいの筋。
途中で難しい年頃の娘がぐれかけたり、
horse whisperer(これがレッドフォードの役どころ）と母が恋におちたりと
いろいろあるわけです。
途中まではありがちな展開と娘のわがままぶりに
うんざりしながら読みましたが、最後は予想がつきませんでした。
本の最後の一行も、きれいな終わり方だと思いました。

でも、ピルグリムの立場になってみると、
人間さまのおかげで実に実に大変な目に合わされていて
（事故はしょうがないとしても）、
なんだか気の毒になっちゃいました。

語数：20000語
レベル：3
面白かった度：★★★☆☆
累積語数：122,244語

モンタナの風に抱かれて

• 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
• メディア: DVD

タグ：多読

コメント 2

モンタナ～～映画は見ました。
そっか、日本の映画でも原作とは色合いが違うものが多いから、海外ものなら尚更かもしれませんね。
英語ができると、そんな楽しみ方もできますね～♪
by castanha (2008-04-11 21:32) 

映画、見たんですかー。レッドフォードって、俳優より、監督の才能のほうがありそうだから、面白そうですよねー。
この本、英語の簡約版だから、ちょっといまいちでしたが、たぶんオリジナルはもうちょっと完成度が高いのではないかと思います。早く、大人向けの本が読めるようになりたいものですー。
by chicory (2008-04-12 11:37)