多読:一般書は難しい [英語多読日記レベル0~2]
The Drinking Gourd: A Story of the Underground Railroad (An I Can Read Book)
- 作者: F. N. Monjo
- 出版社/メーカー: Trophy Pr
- 発売日: 1993/01
- メディア: ペーパーバック
逃亡黒人奴隷をカナダに逃れさせる話。
最初の教会での伏線が最後に生きてきて、
話としてきちんとまとまっています。
子供向けの本だし、短い話なんですが、
けっこうわからない単語が出てきて、
語彙力のない私は推理力を働かせる必要あり。
GRだとレベル5でもわりとラクに読めるんですが・・・。
語数:1778語
面白かった度:★★★☆☆
レベル:1
累積語数:193,063語
多読:なごみのかばさん [英語多読日記レベル0~2]
George and Martha Rise and Shine (George and Martha)
- 作者: James Marshall
- 出版社/メーカー: Houghton Mifflin (Jp)
- 発売日: 1979/04/23
- メディア: ペーパーバック
多読をやっていてたまにこういった簡単なものを 読むと、なごむというかほっとするというか。
特にこういった短い絵本は、ほほえましくていいです。
このGeorge and Martha はシリーズもののひとつ。
ふたりはかばさんなんですが、絵がとぼけていてかわいい!
くびれが一切ないメタボ体型(かばさんですから)なので
マーサがスカートをはくとカーテンみたいになっちゃってます。
頭の後ろにチューリップ?みたいなお花が
あるほうがマーサです。
ふたりでホラー映画を見に行く話がありますが、
映画のタイトルが「mummy's toe」・・・・
「ミイラのつま先」って怖いのか、この映画??
マーサは怖い映画が好きなので、ポップコーン食べながら見てますが、
ジョージはスクリーンにお尻をむけて眼鏡を探してます。
「(もともと)眼鏡かけないじゃない」なんてマーサに突っ込まれてます(かわいそう)。
ジョージったら、怖かったんでしょう。
帰りはシーツみたいに全身真白になっちゃってました(かわいそうだけどおかしい)。
モーリス・センダックの推薦の言葉もあり。
あー、おもしろかった。
語数:565語(短い!)
レベル:1
面白かった度:★★★★★
累積語数:159,285語
タグ:多読
多読:ハードボイルドは多読向き? [英語多読日記レベル0~2]
The Lady in the Lake (Penguin Readers: Level 2)
- 作者: Raymond Chandler
- 出版社/メーカー: Penguin
- 発売日: 1999/11/01
- メディア: ペーパーバック
簡単版(GR)なのに、面白い。
レベル2ですから、相当な単語制限だと思いますが、
一気に読めます。
ハードボイルドって、多読向きなのかもしれませんね。
文体もシンプルだし、
次の展開がどうなるか期待をもたせるし。
高校生のころは、チャンドラーとかハメットとか昔のハードボイルドが
けっこう好きでよく読んでました。
オサムグッズも好きでしたが、ハードボイルドも好きな
女子高生だったんですね。
どっちかというとハメットのほうが当時は好きで、
家庭科の授業中に「マルタの鷹」を没収されたのは痛かったです。
確かに授業中に読んじゃいけないのはわかってますけど、
だって課題のパジャマ(スカートだったかも?)はとっくに
作ってしまってたから、やることなかったんだもん。
チャンドラーは、なんとなく原書でも読めてしまいそうな
予感が勝手にします。
GRでハメットとかロス・マクとかあるといいんだけど。
探してみよ。
語数:7100語
レベル:2
面白かった度:★★★★☆
累積語数:
多読:ハックルベリー・フィンはピカレスク・ロマンだった [英語多読日記レベル0~2]
Huckleberry Finn, Level 2: 700 Word Vocabulary (Oxford Bookworms Library)
- 作者: Mark Twain
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Sd)
- 発売日: 2000/05/31
- メディア: ペーパーバック
子供のころ読んだ「ハックルベリー・フィンの冒険」は、
お子様向けに暴力描写を制限していたのかも。
私の知っている話とはずいぶん違う、ハードな描写にびっくり。
とても児童文学とは思えません。
て言うかマーク・トウェインは子供向けに書いたつもりじゃなかったのかしらん。
なんたってハックのおかれてる環境がすごい。
自分を死んだと見せかけて
(豚の血で汚す偽装工作がリアルすぎ。イラストの豚の死体もこわい)、
逃亡奴隷と自作いかだ?でミシシッピー川を下るんですが、
なんと死んだと見せかける相手は自分の親。
ここまでして、親から逃亡するわけです。
ハックの父親ってのが、ハックのお金をとろうとするは、
ハックを監禁するは、飲んだくれだは、
ほぼ人間のくず状態の書かれよう。
しかもこの父親の末路もまた・・・。
こういうところ、子供向け翻訳書にはなかったはず。
しかし。面白いプロットが連続しているわりには、
このGRはつまらなかったですね。あらすじを読んでいるような味気なさでした。
retoldって難しいんでしょうね。
読み終わって思いましたが、
ハックって児童向けのファンタジーじゃなくて、
立派なピカレスク・ロマンなんですね。
小公子やメリー・ポピンズなど子供向けに書かれた本の仲間じゃなくて、
モンテクリスト伯や三銃士のカテゴリーだと思いました(どっちもデュマだ)。
語数:6100語
レベル:2
面白かった度:★★☆☆☆
累積語数:129,944語
多読:男の子はつらいよ [英語多読日記レベル0~2]
お兄ちゃんのアーサーと妹のバイオレットは、
パパとママがお出かけなので、
ベビーシッターさんとお留守番。
アーサーは歯の生え変わりで、前歯がぐらぐら。
もうすぐ抜けそうです。
このアーサーもそうなんだけど、男の子って、
ほんとはちょっと怖いのに「こわくないもん。できるもん」って
強がり?言うことが多いですよね。
かたや妹のバイオレットは、電気がついてない2階に1人で上がるのが
怖いと、苦もなく告白しちゃってるのに、
男の子って、「僕は男だから!」っていう自負?ストレス?が
強いのかしら。
私は女の子しかやったことないから、
よくわかってませんでしたが、
男の子ってのはなかなか大変なものを
背負っているのかもしれません。
男はつらいよって言いたくなるときも
あるのかも。。。。
お話の最後で'S'mores' っていうお菓子を
作って食べるんですが、アメリカっぽくておいしそうでした。
本の中で、おいしそうに食べてるシーンがあると、
自分も食べたくなっちゃいますよねー。
語数:1600語
レベル:1
面白かった度:★★★☆☆
累積語数:123,844語