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名前いろいろ ウィリアムはフランスへ行くと・・・ [フランス語]

ウィリアム・テルといえば、ご存じの通り、悪代官に反抗して
かわいい息子の頭の上にのせたりんごを射落したスイスの英雄。
フランス語の学校で、ウィリアム・テル(ロッシーニのオペラ)の話題になったんですが、
なんとフランスでは "ギョーム・テル" なんでっすてよ、奥さん!!

確かに英語のウィリアム(William)は、フランスではギョーム(Guillaume)にあたるってのは、
知ってましたが、やっぱりなんか・・・ギョーム・テルって・・・変な感じ。て言うか、弱そう

イギリス王室の開祖と言われる征服王、ウィリアム1世(ノルマンディー公)も
フランスの観光ガイドにはギョーム1世と書かれていて
(でも、この人の場合はもともとノルマンディー生まれなわけだからギョームが合ってるのか?)、
このときも強烈な違和感がありましたが。

しかしウィリアム・テルの場合ももともとはドイツ語っぽく、
ウィルヘルム・テルがほんとなのかもしれません。

手持ちの電子辞書にはジーニアス英和大辞典が入っていて、
さすが大辞典だけあって、名前のWilliamの語源も書いてあります。
それによると「中高ドイツ語 Willahelm(直訳:かぶと願望)。
かぶとは救済・武勇を意味するから「救済者願望」あるいは「勇壮な軍人願望」が
本義か? willa-(願望=will)+ -helm(かぶと)」
なんですってー。へぇー。
英雄にふさわしい名前ですね。

そういえば、パリのオペラ座でバレエを見ると、
ドン・キホーテはドン・キショットだし、
シンデレラは、サンドリヨンなんですよね。

名前といえば、突如現代に飛びますが、プレミアリーグの監督、
アーセン・ヴェンゲルがフランス人だったと知ったのは、
06年のワールドカップのときでした(・・・遅いw)。
顔も名前も体格からも、ドイツ人だと思い込んでいたので、
かなり驚きましたが、長くなるので、ヴェンゲルさんの話はまたの機会に♪

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