愛と哀しみ? [英語多読日記レベル3~]
Out of Africa (Penguin Modern Classics)
- 作者: Karen Blixen
- 出版社/メーカー: Penguin Classics
- 発売日: 2001/09/27
- メディア: ペーパーバック
映画「愛と哀しみの日々」の原作「Out of Africa」のretold版を読みました。
いやーーー、いい話だとは思うんですが、ちょっと退屈に感じられて
読むのにすごく時間がかかってしまいました。
映画では主人公のメリル・ストリープとロバート・レッドフォードの
ラブロマンスが中心ですが、
本ではそれはごく一部。
アフリカの農場で、たった一人の女主人として奮闘する姿、
アフリカの文化に触れ、自然に驚嘆するというのが大筋です。
親しい知人を失い、農場経営にも失敗して帰国を余儀なくされる主人公。
現地の白人社会でも孤独を感じるところ、アフリカへの共感など
ちょっとしんみりさせられました。
しかし、原題「Out of Africa」に対して、
映画の邦題「愛と哀しみの果て」ってずいぶん違う印象。
というより、映画のタイトルで「愛と哀しみの~」は乱用されているので、
かえって陳腐な印象ですよね。
「愛と哀しみの果て」(特に「果て」ってのが)だと、ドロドロの男女の愛憎劇を経て、
刀折れ、矢尽きるって感じ。
でも原作は(映画ですら)もっと淡々としておりました。
淡々としていて、ページの進みが悪かったくらいです(笑)。
映画はこちら↓
愛と哀しみの果て (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: Universal Pictures Japan =dvd=
- メディア: DVD
タグ:多読
私も原作のほうが好きですねえ(もちろん翻訳本しかよんでおりませんが)。白人って、ほんと、こうやってアフリカやアジアでえらそうにしてたんだよなあ、と強く感じてしまう。
「愛と哀しみの~」...確かに何でもかんでもそれだったんで、ごちゃごちゃになってる(笑)。
大学生の時にこの映画みましたが、あんまり覚えてないなあ。ロバート・レッドフォードがすでに、おっさんになってたんで、惹かれませんでした。
by snorita (2008-10-13 06:09)
レッドフォードは老けても二枚目役が多いですよね。確かに若いころはスゴイんだけど。
あまりふれませんでしたが、確かに「えらそうに」してるんですよね。この主人公もアフリカの文化や自然に親しんでいる珍しい白人だとは思います。でもでもやっぱり、上から目線には違いないんですよね。。。
by chicory (2008-10-13 14:36)
バベルでも、その白人の上から目線がすごく印象的でした。
いつもこちらにおジャマする度、積んである洋書の山を
なんとかしなくては……と思ってます。
by ぺんぎん (2008-10-14 17:08)
確かに「バベル」にもそういうムードを感じました。。。
いや、お恥ずかしい! 私が読んでるのは、児童書だったりretold版だったりするので、すごーく簡単なんですよー。いつか一般向けの英語の本を読めるようになりたいものです。
by chicory (2008-10-14 20:37)