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多読:ちょっと懐かしいボブ・グリーン [英語多読日記レベル3~]

今はあまり邦訳されないようですが、
少し前、アメリカのコラムニスト、ボブ・グリーンの著書は
ずいぶん日本の書店でも並んでいました。
ちょっとしたブームだったのかもしれません。

今回はそのボブ・グリーンの'American Beat'(retold version)を
読みました。
コラムといっても政治や経済に関するものではなく、
もっぱらアメリカで生活しているふつうの人々の
ほんのすこしふつうでない部分を紹介しています。

強盗にあって発砲され病床で裁判の証言をする少年、
有名ではないけれど地道にステージ活動をするシナトラの息子である歌手、
自分の仕事に誇りをもっている長距離バスの運転手、
失業した中年男性が集めるクラブ・・・・
などなど、内容はちょっと感傷的なものが多いですが、
できるだけ事実だけをつづっていてほとんど作者自身の論評はありません。
これでベタベタにセンチメンタルになるのをすくっている気がします。

いろんな人がいろんな人生を生きている。
確かにおセンチなちょっといい話ではあるんですが、
お金持ちでも名声があるわけでもない
「その他多数」の私としては勇気づけらられました。

面白かった度:★★★★☆
語数:21000語
レベル:4
累積語数:505035語(おっ、地味に50万語越えだ)

翻訳版↓

アメリカン・ビート〈1〉 (河出文庫)

アメリカン・ビート〈1〉 (河出文庫)

  • 作者: ボブ グリーン
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1991/09
  • メディア: 文庫



和訳の最新刊はこれかな?

ABCDJ―とびきりの友情について語ろう

ABCDJ―とびきりの友情について語ろう

  • 作者: ボブ・グリーン
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



タグ:多読
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しょこりん

ご無沙汰しております~。
まったく読んだことがありませんが、すごく興味が沸きました。
今度本屋さんで探してみたいと思います。
by しょこりん (2008-09-16 21:25) 

chicory

こんにちはー。
コラム集なので、ひとつひとつの話が簡潔で読みやすかったですよ。
あまり作者の意見をさしはさまないのが、よかったと思います。
by chicory (2008-09-16 22:52) 

snorita

この人そういえば最近どうしてるんでしょうね。なにか本を書いているのかしら?奥さんが死んじゃってから、元気ないですよね。
by snorita (2008-09-17 16:31) 

chicory

一時期、流行りましたよね。団塊の世代のはずなので、いいお歳のはず。
奥さんが亡くなられたんですか。それは元気もなくなりますね・・・。
by chicory (2008-09-17 17:31) 

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